
プロダクティブ・ヘルスに関する情報とサービスをも利用できなくなることに注目する。政府に対し、特に、経済回復プログラムの過程にあっても、女性とジェンダー関連のプログラムに対する予算の水準を維持し引き上げることを求める。 さらに、乳児・妊産婦の高い疾病および死亡率、女性のHIV/AIDS感染の世界的な急増、女性の性器切除、性選別、早婚およびある種の新しい生殖技術の商業化など、健康に有害又は非人間的な慣行および、性的虐待、搾取と暴力に曝される主な原因は、女性の社会的・経済的地位の低さであり、その改善のための方策をとることが必要である。 2。女性の社会・経済におけるエンパワーメント 非識字者の多くは女性であり、特にその多くは農村女性である。貧困の女性化も拡大している。このような状況の中で、女性に対する教育は社会・経済開発および適切な生活条件の改善、および女性のエンパワーメントを果たすための前提条件となる。 女性と女児に対する基礎教育および中等教育の完全実施(義務教育化)および新たな雇用機会を創出し、経済的、社会的エンパワーメントにつながる女性の職業、高等教育の普及を促進する。 教育の過程を通じて、男女の役割に対する旧来の固定的な観念を排除し、女児と男児が相互に尊敬できるようにする。また、義務教育の中にリプロダクティブ・ヘルスに関する健康教育を組み込むことを強く推進する。 女性と男性に社会から与えられている役割とその期待される貢献に対する態度と考えを男女双方が変える必要性があることを強調する。男女が共に手を携えて女性のエンパワーメントおよび、経済、文化、政治、および社会生活のあらゆる側面で男女の平等と公正を実現するために働かなければならない。 さらに女性が自らを尊敬し、その価値を自覚し、彼女達の多様な役割に対する社会的な尊敬のもとで、女性達が自らの持てる力を充分に活用し、選択の幅を最大限広げることができるように支援することが必要である。 メディアは男女の平等を促進し、女児の自尊を築き上げることができるようにする
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